〈小学3・4年生講座〉
●間違えた問題を自分の力で「解説文を読んで」直しができること。
●一度直した問題を「繰り返す」ことができること。
この2つのことが「無意識の行動」になった時、その生徒さんは「自立力」を習得したと言えるのであり志望校合格に大きく近付いたことになります。
算数・国語についてもこの時期はひとつひとつの問題を「解くこと」はもちろんですが、それ以上に「成績を上げるための基礎的学習法」について徹底指導致します。
「魚」を与えれば子供は一日生きられる。
「魚の釣り方」を教えれば子供は一生生きられるのたとえ話の通り、国語にも算数にも「魚の釣り方」に相当する「学習の仕方」があるのです。
青木学園では3・4年生のこの時期にしっかりとその方法を習得できるように指導いたします。
小学3・4年生のうちに身につけてあげたい学習習慣
青木学園の指導方針で「合格力」=「計画力」+「自立力」であることを述べました。そしてその二つの能力を鍛えることが5・6年生の指導の中心となります。3・4年生の時期はそのための「基盤作り」と言えます。特に「自立力」はこの時期にしっかりと芽を生やすことが大切です。
青木学園では「自立力の基盤」を「間違えた問題を自分の力で解説文を読んで直せること」そしてこれを「繰り返せること」と考えこの訓練を3・4年生から徹底致します
【1年間の指導目標】
算数
この時期は、算数の基本を築く最も大切な時期です。
植木算、周期算といった中学受験算数に特有な単元にむやみに取り組ませることは「百害あって一利なし」です。
青木学園では、個人個人の生徒さんに合わせた学習を通し、無理なく受験に必要な能力を育成するカリキュラムを完成致しました。
特に「計算力」「分数」「小数」の概念、文章問題を中心に算数の基礎力養成を図ってまいります。
国語
この時期に「長文読解のための基礎技法」(接続語、指示語、段落、気持ちの変化など)を養成していきます。
それと同時に、読解力の「礎」となる語彙力(熟語・ことわざ・慣用句など)の養成にも同程度の力を入れた指導を行ってまいります。
さらに「読書会」のような、より多くの名作にふれていただく講座もふんだんに取り入れてまいります。
社会
新指導要領の中でも、社会科における「新学力観」の養成の必要性が強調されています。
「車社会」の中に生活する彼らにとっては、遠くに旅行することはあってもそれはいわば「どこでもドア」の世界であり、地理観をなくす原因になっています。
「情報の氾濫」によって、現代社会に対する関心も薄らいできています。
国会議事堂見学会、新聞、ビデオ学習、白地図作業など、肌で体験しながら社会に対する興味を持てるよう工夫をしていきます。
理科
中学受験では、膨大な量の知識、解法の習得を求められます。
理科においても、生物、地学、物理、科学の全分野にわたって広い知識が求められます。
そのための学習を、単なる「机上のペーパー学習」で終わらせるのは子どもたちにとって大変な損失です。
実験を取り入れながら、体験を通して新しいことに対し「自分で仮説を立て」「自分で調べ」そして「実験で自ら確かめる」ことができる本当の意味の学習能力を育てるための指導をしていきます。
日曜テスト
原則として当学園では、3・4年生の間日曜テスト、月例テストといった「相対評価」を目的とするテストの受講は行っておりません。
志望校や受験の意味がわかっていない段階での「相対評価」は「百害あって一利なし!」だからです。
「先生このクラスと向こうのクラスはどっちが頭のいいクラスなの?」というような質問をまだ幼い4年生の口から出させるようなことはしたくない!と考えております。
但し、希望者は随時、四谷大塚主催の「月例テスト」を受講することができます。
〈小学5年生講座〉
YTテスト(週テスト)
原則として当教室では5年生の一学期はYTテスト(週テスト)による相対評価は行っておりません。
希望者には5年二学期より四谷大塚主催のYTテスト(週テスト)を実施しております。
YTテスト(週テスト)を受けれなかった生徒さんは「組み分け(月)テスト」に参加していただいております。
但し、6年生になった段階では極力全員の生徒さんにどちらかのテストを日曜日(または土曜日)に受講して頂くことをお勧めしております。
学習教科は目的により個別対応
学習教科は、生徒さんの目的により個別に対応させていただきます。
詳細やご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
〈小学6年生講座〉
① 2月から7月 夏期講習まで
●四谷大塚のYTテスト(週テスト)カリキュラムとスケジュールに沿って授業を進めていく。
●メインテキストは予習シリーズ6年上とし、算数はクラスによって選択する。
●6年生は2月から(遅くとも4月から)YTテスト(週テスト)を受験していく。
●日常の学習の成果をYTテスト(週テスト)で確認することを学習習慣とする。
② 7月から8月 夏期講習期間中
●らせん階段状に学習してきたことをここで体系的に組み立てていく。
●9月以降の志望校対策授業に備えて「自立学習習慣」を身に付けていく。
●夏期合宿で「入試問題体験」を行い日曜テストから入試へと目標を切り替えていく。
③ 9月から1月 夏期講習以降 合格特訓講座スタート
●この時期の学習内容は夏期講習までの完成度合いによって異なってくる。
すなわち7月の合判予備で80%ラインに近い生徒さんほど9月以降入試実践の割合が大きくなります。
合判予備テストで合格判定が60%前後の生徒さんの例を下記に示すと
・09月~10月 基本:入試実践=7:3
・11月 基礎力再確認 目標:合判テスト80%ライン越え
・12月 基本:志望校別入試実践=3:7
・01月 すべての授業が個別指導となり「志望校別対策授業」を実施いたします。
●テキストは予習シリーズ「5年生上下巻」「6年生上巻」までと、「四科のまとめ(国語・算数・理科・社会)」「志望校別過去問題集」を併用していく。
●9月から始まる合格特訓講座では、それまでの予習シリーズの学習からいよいよ入試問題にチャレンジしていきます。
問題はそれぞれの志望校に合わせて選択していきます。
●公立中高一貫校・国立(学芸大付属中)・桐朋女子中の「口頭試問」のような特別な訓練を要求される学校については学校別対策指導を行っていきます。
5・6年生で身につけて習得を目指す合格力
[合格力]=「計画力」+「自立力」
中学受験で志望校に合格するための条件
それはもちろん志望校の偏差値を越えるための「学力養成」であることは否定できません。
しかしながら学力では、志望校の偏差値に届かないのに合格していく生徒さん。
それとは逆に「学力」では志望校の偏差値に届かないのに見事に合格を勝ち取っていく生徒さんがおります。
二人の違いは何でしょうか。
私は30年の中学受験指導の中で「明確な違い」を見出しました。
それはズバリ「計画力」+「自立力」です。
特にその生徒さんが「自立力」を身につけられたかどうかは合格のための大きなカギを握ります。
私のこの経験から、青木学園の5年生と6年生の受験指導は学力向上はもちろんですがこの生徒さんの「計画力」と「自立」を育成するための秘策が2年間にわたってちりばめられております。
青木学園の生徒が「志望校に良く合格する」と言って頂けるのは実はこのためなのです。
「合格力」と「自立力」はその生徒さんの「レベル」に合わせて指導して参ります。
そのレベルの一例を下記に挙げますので参考にして下さい。
「計画力」=「合格力」のレベル
「自立力」(算数の例)
〈記述力強化講座〉
●個別に各自の答案を「 添削 → 指導 → 再度記述 → 再添削 → 満点答案作成 」この流れに沿って「自分の書いた答案のどこをどう直したら満点答案に近付くか!」を徹底的に繰り返し指導いたします。
青木学園【四谷大塚準拠】での記述指導において3つのポイントをご紹介させていただきます。
記述指導のポイント1
書くことの自信
一般的に記述指導とはいわゆる「添削指導」です。
「赤ペン先生」と言われる人たちが生徒さんの書いた作文について「直した方がよい文章やことば」に赤で修正を入れていく方法です。
しかしながら、せっかくの「赤入れ」を生徒さんがあまり読んでいない読めないことが多いのです。
結果としてあまり作文力が伸びないことが多いといわれています。
文章を書くことに自信をなくすことが多いからです。
記述指導のポイント2
この部分は素晴らしい!
青木学園の作文指導は、生徒さんの書いた文章の中で「直した方が良い点」を修正するのではありません。
どんな生徒さんのそれほど作文が上手でない生徒さんのでも文章であっても必ず「この部分は素晴らしい!」と言える文章やことばがひとつはあるものです。
この部分に注目して挙げるのです。
記述指導のポイント3
文章力の成長
「あなたの書いたこの文章のここの部分は素晴らしい! 次に書くときにはこの部分をもっと深く掘り下げて書いてみて。 そうすると素晴らしい文章になるから。」そう指導してあげるのです。
そうすると生徒さんは自分の文章に自信を持つことができるようになります。
そして このことを繰り返すことによって生徒さんの文章力はどんどん成長していくのです。