サピックスコース
デイリーサピックスの内容理解を徹底的にフォローし、クラスを上げることを目標に指導を進めて行きます。
サピックスは成績順にクラスが分かれています。
全校舎共通して、上位クラスはαクラスとなり、
最上位から順にα1・α2…と数字が大きくなります。
それに続くクラスはアルファベットで分かれており、
下位からA・B・C…と上がって行く構成です。
クラスの数は校舎の規模によって違いがあり、
大きい校舎ではαが1から6まで、アルファベットがAからRまで、
と20クラス以上にもなります。
クラスは「組分けテスト」と「マンスリーテスト」の結果が出る度に変わり、
大手塾の中では最も頻繁にクラスの変動が行われています。
志望校対策が本格化する6年生の夏休みまでは、
このクラスを上げることが大きな目標となります。
志望校対策
Point1 土曜特訓・SSの補習
6年生になると、土曜特訓が開講され、
9月以降には日曜にSS(サンデーサピックス)が開始するなど、
生徒さんにとっては平日の密度の濃いカリキュラムに加えて、
土日にも休みなく特別講座が待ち受けることになります。
それぞれの復習を完全に進めるのは至難の技であり、
時間に追われるだけでは逆効果にもなりかねません。
どの問題を重点的に復習すればよいのか、
その取捨選択をプロ家庭教師の経験から具体的にお伝えします。
Point2 過去問解説
サピックスが毎年難関校で圧倒的な合格実績を残している最大の理由は、
カリキュラムにあります。
算数であれば小5終了時にひと通り全範囲を演習し終えるなど、
他の塾よりも数ヶ月先を進めることになります。
そのメリットは、志望校対策に現れます。
小6の前期には応用問題演習にまで進んでいるため、
夏休みにはサピックスからの宿題として
10校近くの学校の過去問演習が課せられる、といった
高度な実戦演習がいち早く可能になるのです。
過去問演習の段階に入ると、
集団の授業だけでは補いきれない部分が多く出てきます。
特にサピックスでは「○○中学クラス」のように
完全に一つの学校に特化したクラスが設置されるのは、地域性にもよりますが、
開成、麻布、駒場東邦、慶應普通部、桜蔭、女子学院などごく一部の学校に限られますので、
大半の生徒さんは各自で過去問演習を行わなければなりません。
さらに、同じ学校の問題でも、
どの問題をどのように間違えたのかは生徒さんによって異なります。
生徒さんの誤答傾向を見極め、
そこからどのように戦略的に得点につなげて行くのかが必要になります。
そこでプロ家庭教師が直接生徒さんの答案を分析して、
どこが苦手でなぜ得点できないかを具体的に洗い出して、
生徒さん独自の過去問戦略をお伝えします。