日能研コース
育成テストの得点をアップさせつつ、全国公開模試でも成果を出せるように指導を進めます。
日能研では、塾内テストとして5,6年生は毎週受験する育成テストと、
オープンテストである全国公開模試の結果によってクラスが決められます。
日能研の育成テストは全クラス共通の「共通問題」が100点満点と、
クラスによって「基礎問題」と「応用問題」に内容が分かれるものが
50点満点の構成で成り立っています。
上位校を目指すためには、「応用問題」の演習が不可欠ですので、
まずはクラスアップを目標とします。
日能研では教室によってクラスの名称が異なります。
ここではモデルケースとして、
育成テストの「応用問題」を解くクラスをM1、M2(上位から順)、
「基礎問題」を解くクラスをW3、W2、W1(上位から順)、とします。
教室によっては、M2のかわりに、GやRといったクラスがあったり、
WのかわりがAであったり、WAといった呼び方をする教室もあります。
志望校対策
Point1 日特の復習 ~志望校対策の基礎固めを!~
日能研の6年後期のカリキュラムで志望校別対策の要となるのが、
「日能研入試問題研究特別講座(略して日特)」です。
男女御三家をはじめとしたトップクラスの学校を対象とした「難関校日特」から、
多くの生徒さんを集める「合同日特」まで、講座内容が幅広くあります
。講座によっての違いもあり、どのように活用をすればよいのかの判断は難しいところです。
また、平日・土曜の授業に加えて日曜にも日特が開催されるため、
生徒さんにとっては時間的にも体力的にも余裕のない状態になります。
普段の授業だけでも課題を進めるのに手一杯であるうえに、
日特が入ることで、演習の優先順位がますますわからなくなりがちです。
日特をどのように活用するかのご相談から、
演習内容の復習をどこまで進めればよいかの取捨選択といった内容まで、
日特の復習を全面的にフォローして行きます。
Point2 過去問解説
日能研は他の大手塾と比べて、過去問演習の開始時期が遅くなることがあります。
教室によっては12月までは一切手をつけないように指示するところもあります。
実践演習できる力がないうちに志望校の過去問で
点数が取れずモチベーションを下げてしまうよりも、
力をしっかりとつけてから過去問に取り組むべき、
という見解は十分に理解できるところですが、
実際の過去問演習を通すことによってこそ身につく力もあります。
また、日能研の生徒さんは四谷大塚の合不合判定テストを受験しないケースが多いため、
サピックス・早稲田アカデミーなど合不合を受ける生徒さんと
入試本番まで相対することはありません。
ライバルの状況がわからないうえに、
サピックス・早稲田アカデミーの生徒さんは比較的早い時期から
過去問演習に取り組んでいることが多いこともありますから、
遅れをとらないためにも、
日能研の生徒さんはより強く過去問演習の重要性を認識する必要があります。
生徒さんの状況、志望校の出題傾向、過去問のレベル、
何より問題と生徒さんの相性をプロ家庭教師の視点から見て、
場合によっては塾の方針に合わないかたちでも、
可能なかぎり早めに過去問の演習ならびにその解説をスタートします。