■桜学舎がトップ校指導をしない理由 中学受験には様々な形態があります。
偏差値トップの御三家や早慶を狙う受験が花形ですが、残念ながら桜学舎では、このような特殊な指導を必要とする指導、または最上位校の受験を目的とする指導は致しておりません。
というのも、最上位校の受験には特殊なテクニックと相応の努力が必要です。
最上位を目指される方は、それを専門に指導されている大手進学塾さんや地元の名門塾さんをお勧めします。
桜学舎では、中堅ながらも定評があり、面倒見がよく、ある程度入試での合否が予測できる学校を対象に指導しています。
「区立中学より私立中学へ…」とお考えの方ならば、大手さんよりもきめ細かい指導と対策が可能です。
「やるからには上位を狙わらないともったいないです」 「子どもの可能性に賭けるのは今しかありませんよ」 「能力を伸ばせるのに伸ばさないんですか?」 大手塾の説明会に行くと、こんな言葉で親御さんは「そうかもなぁ…」と思いますし、その裏付けとして「普通だった子が、こんなに伸びて一流校に入りましたよ」という実例を見せられてしまうと、まぁ我が子も…と思うのが親心でしょうか。
みな上位校狙いになって帰ってきます。
確かにそういう考え方もあるのですが、一番の問題点は「中学受験はゴールじゃない」というところです。
小学生はまだ幼いのです。
ですから、確かに成功した時の達成感や大きいのですが、逆に挫折感や未達成感を残して受験を終わったり、届かなかった無念を心に残して進学するのは不幸の何物でもありません。
厳しいカリキュラムや長時間に渡る居残り、大量の宿題、親も悩むほどの難問…
挫折して桜学舎へいらっしゃる方も多いものですが、その心の傷は大きいものです。
聞けば、それほど高くない学校を目指しているもの。
「そんなに難しいことをやる必要はありませんよ?」 と面談の際にお話しすると、一様にビックリされます。
首都圏模試偏差値で60くらいまででしたら、桜学舎の基礎的なカリキュラムで十分対応できます。
もちろん、受験生ですから、それなりにはやらせますが、桜学舎は「当たり前のことをきちっとやらせる」ことが第一だと思っています。
所詮、偏差値など「入りにくさ」「人気度」のバロメーターでしかないわけで、その学校がいいのか悪いのかを判断する指標ではありません。
人気がある=良いもの、と判断するのは市場経済の基本ですが、学校はそうとも限らない気がしていますし、偏差値の低く出ている学校がダメな学校かと問われると、果たしてそうなのかは疑問です。
「全員最上位を目指しましょう」というのは、準備も経験もない人に「富士山頂を目指しましょう」」と勧めるのと同じだなぁと思っています。
そんなこと言っても非現実的ですし、そんな人がいきなり富士山を登り始めれば、せいぜい3合目程度でダウンするのは当たり前です。
事前に「体力作り」「道具の準備」「知識の獲得」が必要ですし、思いを温める時間も必要です。
桜学舎の中学受験は「親子で疲弊しない中学受験」がモットーです。
ご賛同下さる方だけで結構です。
ですが、「確かにそうだよなぁ…」と思って下さる方が増えることを願っています。