※こちらの情報は2022年度入試のものです。2023年度入試の最新情報はこちらです※
34,856/19,781→36,696/22,193 これは2月1日の午前/午後の東京都内の中学受験者数の2019年度→2021年度の推移です。
1日午前の受験者数が1,800人以上増えているのは中学受験熱が盛り上がっている証拠ですが、それより驚くのは午後受験者の増加。
午前受験者の6割以上が午後受験をしている計算です。
ちなみに2日午後も14,790人→17,662人と2年で20%も増えています。
かつては、主に受験生が集まらない学校や、成績上位の受験生に試し受験でいいから受けてもらい、学校の知名度をあげたいと考える学校が、午後受験を実施していました。
いまや広尾学園・巣鴨・世田谷学園・東京都市大付のように、午後入試の偏差値が60以上というケースもあります。
午後受験はもはや日陰の存在ではなく、「午後も受けるのがフツー」なのです。
午後受験が普及した原因は、
①人気校が午後入試に参入したこと
②受験者数の増加に伴い、4日以降の後半戦がかなりの高倍率になったため、2日までに合格通知を手にしたい(そのうえで3日の公立中高一貫校などに挑戦したい)という思い
③算数1教科入試のように受験生の負担を軽減する入試形式が増えたことの3点にあると考えられます。
午前・午後と1日に2校受験することの身体的・心理的な負担と、不合格が続いて親子ともに追い詰められた心境で高倍率の後半戦に臨むリスクを秤にかければ、前者を選択するのは妥当な判断といえるかもしれません。
お子さんの健康状態や午前→午後の移動手段などにも配慮しながら、できるだけリスクの少ない受験作戦を組むことが、結果的に第一志望校への合格可能性を高めることもあります。
「数撃てば当たる」的な発想ではなく、「戦略的に」午後入試を活用していきましょう。
3ヵ年授業料免除「算数1科」入試
2/2(水)午後実施の「算数1科入試」は、3年間授業料が免除となる特待生入試です。
昨年度も多くの受験生がチャレンジしてくれました。
持てる力を存分に発揮して頑張ってください。
皆さんのことを応援しています!
自分の得意を生かして受験しよう!
午後入試には、4科の中から得意な2科で受験できる(理社選択除く)得意選択2科や算数1科、本校のアドミッションポリシーに合わせたラーナーズ型入試があります。
自分の得意を生かして受験してください。
当日でも間に合います
午後入試の集合時間は15: 30。
その時間まで出願を受け付けております(インターネット出願)。
試験は国語・算数の2教科で実施し、合計点で判定いたします。
得意科目を活かせる入試です。
第2回入試は、国語・算数どちらか得意科目を当日に選択し、1科目で受験、第4回入試は、国語・算数・理科・社会のうち得意2科目を選択し2科目で受験します。
自分の持っている力を100%活かせます。
自分の得意を最大限活かそう!
本校の第1回(2/1)、第2回(2/2)の入試は「算国」または「算理」の選択制(2科受験)になります。
2/1は集合時間が3回(最終回は16時15分)あり、当日選択できます。
得意を活かしてチャレンジしてください。
2日と3日の午後は1教科入試!
2日の午後と3日の午後には算数特別と英語特別の1教科入試があります。
自分の得意な科目で勝負できます。
本校はカナダBC州の海外校として認可が下りていて、カナダ教員主導の英語授業を展開しています。
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啓明館 塾長
後藤 卓也 さん
啓明舎創立以来、途中2年半の西ドイツ留学をはさんで、30年以上受験指導の現場に立つと同時に、『秘伝の算数』(東京出版)、『新しい教養のための理科』(誠文堂新光社)などの参考書を自ら執筆。
日本経済新聞、読売新聞オンラインでそれぞれ10年以上コラムを連載している。
(■朝日小学生新聞 2021年12月16日掲載)
※詳細等、必ず各学校の入試要項でご確認ください。