指導法へのこだわり:5つの指導方針
1)自己肯定感と自己有用感を大切にします。
これはどの教育本でも言われていることですが、
人は誉められると嬉しく、かつ誉められた行動が強化されます。
しかし、「誉める-誉められる」の関係はあくまで上下関係にすぎません。
私たちは「共に喜ぶ」ことを大切にしています。
学習者は、素直に喜ぶ教師を見て、
自分の行為が身近な人に影響を及ぼすことを知ります。
同様に「共に悲しむ」も大切と考えています。
これらを通して、学習者は自己肯定感と自己有用感を高めることになります。
2)教育学の見地に学びつつ合理的な指導を行います。
教育学研究科所属のスタッフの主導のもと、
教育学全般、特に心理学、学習科学、哲学の知見を取り入れながら指導を行っています。
個人的な体験、思いつきや習慣にとらわれた指導は、
教師個人の資質いかんでは効果を発揮することもありますが、
基本的に場当たり的で限界を持つものです。
客観的に確証されてきた事実や教育の歴史から学びつつ人間観を鍛え上げ、
不易流行の信念のもと、新たな教育を実現してまいります。
3)生徒と目的・目標を共有します
指導者と学習者で、なぜ勉強するのか(目的)、
何を目指すのか(目標)を共有します。
さらには毎回の講義での成功定義を共有します。
そうすることにより、指導者-学習者の関係は、
「一方的に詰め込む」上下関係から「目標に向かって共に歩む」同志へと変化します。
また、この共有された情報は、
毎回の指導報告書を通して保護者の方とも共有させて頂きます。
4)生徒の「わかりました」を過信しません
指導者が教えたことが、学習者が学んだことではありません。
よく指導者は間違った問いかけをします。
「わかった?」学習者は「わかりました」と返しますが、
必ずしも本当に理解したとは限りません。
学習者が「これくらい理解しておけば良いだろう」というレベルは
指導者が「ここまで理解しておいて欲しい」というレベルとズレています。
では、どうすれば本当の理解度を測ることができるのでしょう。
生徒の「わかりました」を過信しない指導方法を、私たちは考え出しました。
5)レベル別等級制を導入します
プラスティーは単なる年齢によって分けた「学年制」ではなく、
単元別・レベル別に分けた「等級制」を導入しています。
中高6年間が単元別にGrade1からGrade6、
受験対策クラスとして難易度別にH(高校受験)、
X~Z(大学受験)までに分けられています。
入塾時にGrade判定テストを受けて頂き、
適したGradeから、段階的に受講して頂きます。
進度が早い生徒は「飛び級」をし、
前の単元に戻りたい生徒は「戻り学習」をして頂きます。
「飛び級」
下の学年であったとしても、
進度が早い学校に通う生徒、「先取りをしたい」という意欲的な生徒は
上の学年の生徒が通うGradeを自由に受講できます。
Grade別になっているので、異年齢で混じる違和感は全くありません。
「戻り学習」
上の学年であったとしても、
前の単元に不安を感じる生徒、総復習をしたい生徒は、
下の学年の生徒が通うGradeを自由に受講できます。
Grade別になっているので、
「飛び級」制度と同じく異年齢で混じる違和感は全くありません。
例えば、Grade3の英語クラスには中学2年生から高校1年生が通っています。
講師へのこだわり:3つの採用基準
私たちは、「教育を通じて日本の未来を創る」というビジョンのもと、
指導経験や経歴以外にも、以下の3点を採用基準としております。
1)生徒たちの学習意欲に火をつけるペースメーカーになれること(「生徒との対話力」)
2)自らが学び成長するプロフェッショナルであること(「自己との対話力」)
3)新しいことに挑戦し続けるパイオニア精神があること(「社会との対話力」)
教育観へのこだわり:3つの信念
1)生徒をありのまま受容します
プラスティーの指導では、学習者の存在承認からスタートします。
信頼関係の基盤には、存在承認があると私たちは考えています。
カウンセリングマインド(受容・共感・自己一致)に沿った形で、
学習者に寄り添った指導をします。
2)自律的な学習を促します
プラスティーにおける指導のゴールは「自律的な学習者」を育成することです。
換言すれば、「自ら学び、自ら人生を切り開く」ようになることが目標です。
それには3つの管理能力、
「自己管理」「時間管理」「記憶管理」が必要になってきます。
勉強のやり方を通して、自律的な学習者育成に努めます。
3)学ぶ楽しさを教えます
学習者は、「勉強は楽しいよ」と言われてもモチベーションは上がりません。
何から楽しさを感じるのか。それは三つあると考えます。
●一つ目は、指導者が心から「勉強好き」であること。
●二つ目は、成功体験を積み重ねることであり、達成感を得ること。
●三つ目は、学習内容そのものが楽しめるものであるということ。
プラスティーは、上記三つを実現する指導をします。