小規模塾のメリット
私はヘルメスを小規模塾として適正な規模で運営したいと考えています。
小規模塾のメリットは生徒や家庭と細かくやりとりができるところだと思います。
受験は結果がはっきりするものですが、
その過程ではさまざまな迷いが生じるものなのではないでしょうか。
なんと言っても受験生本人には初めての経験ですし、
ひとりひとりの個性もあり、
途中の場面場面で何が正解なのかは誰にもわからないものだと思います。
そんな中で、いろいろ迷いながらもその場でよりベターと思われる道を選択し、
最終的な受験結果についてもこれでよかったと受け入れていけるようにするためには
気軽に相談できる場所が必要で、それが塾の役割の一つではないかと思うのです。
ポイントを押さえた効率的な授業をすることや、
多くのライバルを集めて切磋琢磨させることも主要な塾の役割だと思いますが、
生徒があるいはご家庭が学習について悩んでいることや迷っていることを聞いて、
方針を決定していく手助けをすることも私の塾では大切なことだと考えています。
けれども小規模塾として、
適正な規模とは具体的にはどのようなものかも、なかなか難しい問題です。
都内で教室を借りて塾教師として生計を立てていくには
たとえ教師が一人だとしても、2,30人の生徒ではとても無理です。
また、自分一人ではできる授業数にも限界があります。
教室が運営できなくなればもちろん来ていた生徒やご家庭に大変な迷惑がかかります。
安定したサービスを提供して、
しかも無理矢理生徒を集めなくてもすむ状態を維持するには
年度の途中で募集を締め切らせて頂けるような
ほぼ満席状態をつくることが必要なのではないかと考えています。
おかげさまで現在のヘルメスは少しずつではありますが、
その状態に近づいていると思います。
といっても、どんどん新しい生徒を受け入れなければ塾は続いていけません。
四谷のテストなどを通じて、
いままでヘルメスを知らなかった方にも知って頂けたらと思っています。