小学生に求められる勉強は、これから長い人生を切り開く力を身につけることです。
学習の習慣、基礎や基本の理解、正しい勉強法の修得は必須です。
多少のことでは諦めず、へこたれない「がんばれる力」を身につける時期です。
【国語】
国語は日本語を学ぶ科目です。
保護者の方からよく、「ウチの子、読解が苦手で……」という声をお聞きします。
読解が苦手な場合、大きく2つのパターンがあります。
1つ目は、文字情報を自分の頭に吸収することが苦手なケース、2つ目は、吸収はしたものの正確ではないケースです。
1つ目の吸収そのものが苦手な場合は、国語の授業はあまり役に立ちません。
このようなケースでは、読解力向上トレーニングが有効です。こちらをご一読下さい。
2つ目の正確さを高めるには、国語の授業は効果的です。
伸栄学習会では、学校で使っている教科書を題材に授業を進めます。
題材は必ずしも教科書である必要はありません。
ただ、教科書の利用は、学校で自信が持てるという副次的な効果があります。
学校の進度の少し先を目指して、たくさんの言葉・表現・見方を指導していきます。
【算数】
算数は計算力が何よりも大切です。
よく、「計算はできるけれど文章問題や図形が苦手」という声を耳にします。
もし、本当に、計算ができるなら、小学生の段階では何の心配も必要ありません。
でも、多くの場合、文章題や図形ができない以前に、計算に課題がある場合がほとんどです。
計算は速く正確にできなければいけません。
「ゆっくりやればミスが少なく、速くやるとミスが多い」というのは幻想です。
計算の速い子は正確ですし、遅い子は不正確です。
計算は考えて時間をかけているようでは不十分です。
一気に解けるレベルに高めるトレーニングが必要です。
文章問題は問われている内容を、図や表などに表現する技術が必要です。
図形は公式暗記ではなく三角形や立方体などの形のリアリティを持つことが必要です。
算数は学校より早く進めて、学校の授業を復習にした方が効果的です。
一人ひとりの理解度などを踏まえてカリキュラムを作って進めていきます。
【英語】
英語は、2020年より小学校でも、通知表に成績のつく教科となりました。
大学入試では、2020年より「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能の試験が導入されることが決定しました。
伸栄学習会では4技能をバランスよく学ぶために、「聞く」「話す」に重点を置いた授業をイングリッシュ・ジムで行っています。
一方、小学生コースでは英検教材と中学の教科書を使った授業を進めます。
時間に追われることのない小学生はチャンスです。
この時期に、英語の基礎をじっくり身に付けることをお勧めします。
小5で英検5級、小6で英検4級、できれば3級を目標に授業を進めます。