中学受験カリキュラム(4~6年生)の算数・国語・理科・社会の指導方針
算数
算数の入試問題を解くためには、
上位校の問題になればなるほど、解法を知っているだけでなく、
出題意図と指示内容を読み取る力、規則性を発見する力、論理的に調べ上げる力、文章を正確に理解する力、
色々な視点で問題を見る力など様々な力が必要となります。
最低限の知識、分析力、そしてこれらを組み立てる総合力が必要とされているわけです。
そこでCAPでは、これらの力を無理なく育成するために、
4年生では、「差」を徹底的に意識させ、数の比較を中心に数を分析する力を養成し、
5年生では、4年生で養った力をベースにして、仮定の考え方を発展させていくと共に、問題文の読解力・分析力を養成し、
6年生では、正確に正解にたどりつくために、それまで培ってきた出題意図と条件と指示内容を読み取る力、
規則性を発見する力、色々な視点で問題を見る力などを組み立てる総合力を養成します。
国語
国語の学習の基本は読み書きですが、
まず「読む」については、中学入試で出題される文章に対応するために
『主題をつかむ』・『語彙力を増す』・『読むスピードをつける』の三点に重点を置いた養成を行います。
上位校になるほど主題に絡んだ問題が多く、主題を掘り下げ、
それを理解するための様々なバックボーン(これは人の心情の有り様であったり、
一般的知識であったり、物事の在り方であったりします)が必要となります。
そこでCAPでは、4年生で様々なテーマの文章に触れ、
5年生で「話題」「要旨」「心情」などを考え、
6年生で読み取りの深さを追及することで、全体的な把握をしていくための主題を読み取る力を養成します。
また、「書く」については、「使える漢字」「使える記述」の指導を行います。
漢字の学習では、その意味も確実に把握させることで語彙力の強化を図り、
記述の訓練では、日本語を論理的にきちんと組み立てられる力を養成します。
理科
CAPでは『なぜ』、『どうして』を追求し、科学的な目を持つ子供たちを育てていきます。
それは理科は決して暗記科目ではなく、極めて高い論理的思考力が要求される科目だからです。
単に知識を暗記させるだけでなく、疑問を持ち、考えさせ、予想させ、
それ自体を楽しませることで理科に対して興味を持たせます。
4年生では自然科学的にものを見る基礎力を、
5・6年生では実験・観察の問題を主に取り上げ、
考察・グラフの読み取りに時間を費やして科学的は思考が出来る力を、養成します。
社会
いわゆる社会のポイントとされている、
「地理の全体像」「歴史の流れ」と呼ばれているもののカギには、
すべて『必然性(因果関係)』が含まれています。
とかく社会は単なる暗記科目と思われがちですが、
CAPでは、4年生で地理、5年生で地理・歴史、6年生で政治・国際社会を学習する中で、
まず暗記する知識を整理した上でしっかりとした『必然性』を生徒に伝えていき、『生きた知識』を養成します。
また、入試で必要な統計資料や写真、図などから重要なポイントを見抜いていく分析力を養成します。