注目塾のコラムを朝日小学生新聞に掲載しております。
今回ご紹介の塾は東京都小金井市にある「聡生館」です。
地域に根ざして28年。
さまざまな生徒を受け入れ、巣立たせていった老舗の塾です。
一人ひとりの特性や個性を見極め、
やる気を引き出し、学力・人間力のたしかな成長を促します。
気になった方は直接、塾へお問い合わせしてみてください。
■聡生館
ーーーーーーーーーーーーーーーー
使命はたしかな”人間力”を養うこと
入塾資格はやる気のみ
大学の研究室で、自らの研究の傍ら留学生の指導をしていた頃、また、当時世界で一台しかないフランスに設置されていた装置を借り、大がかり実験を行った日々が、今となってはとても懐かしく思われる。
体調不良が原因で止む無く研究職を辞して、天職かどうか見極めることもなく学習塾を立ち上げたのが、つい昨日のことのように思える。
小中高生に学習指導することは、大学院生時代にアルバイトして塾を経営していたこともあり慣れ親しんだことではあった。
また、私自身、教えることが恐らく好きであったに違いないと思っている。
そして、学習塾「聡生館」を立ち上げる際には、普通の進学塾や補習塾にはしたくないという思いが強く、欲張って、あらゆる学力の生徒を受け入れようというスタンスから始めて現在に至っている。
今年で28年目となった。
現在は、小学生から高校生を中心に中高大の受験指導、あるいは支援級へ通う生徒達の学習指導、また、何学年も遡った内容での学習支援なども行っている。
同学年で学力差の大きな生徒達を指導することは、私を含めて聡生館のスタッフ全員が大いに勉強させられている。
学力だけが人間を測る一本の物差しではないことを、度々実感させられる。
また、そのことは人間力を養うサポートをする上で、生徒自らの大きな糧ともなっている。
とかく、学力のみに目がいってしまうのが常であるが、そうしたことは二の次であり、何かに対してどれだけ頑張れるかが大切な事であると思っている。
学習が得意な生徒は学習面で、また、学習が苦手でもそれ以外で頑張れることを持っている生徒はそれを頑張ることを励みに、不得意な勉強も頑張れるに違いない。
一元的な価値観でなく多様な価値観を持ち、人間味があり、かつ人間力のある生徒を一人でも多く育てていきたいと思う。
それこそが、聡生館の「使命」であると考えている。
聡生館の入塾は、偏差値ではなく「やる気」である。
やる気のある生徒が一人でも多く集い、「学力も含めた人間力」を養うためのサポートを今後も精一杯できるように精進していきたい。
最後に私の好きな格言を書き添えたいと思う。
「人は考えたとおりの人間になる」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■協力:聡生館
乙幡 和重先生(聡生館 工博)
東京大大学院工学系研究科修了、工学博士。
1995年、個別指導専門塾「聡生館」設立
(2023年2月27日 朝日小学生新聞掲載)