【読解力】「天声こども語学習ノート」使ってみた【記述力】

2022.08.08

中学受験特集

こんにちは。WILLナビ塾です。

 

あっという間に夏休みの1/3が過ぎてしまいました。

7月から始めてみたオリジナル時事問題も、

息抜きにぜひ挑戦していただけたら嬉しいです。

 

さて、今回も時事問題関連のテーマで記事を更新していきます。

ずばり。

「天声こども語学習ノート」使ってみた!!

 

「天声こども語」とは、簡単に説明しますと

朝日新聞の伝統コラム「天声人語」の小学生向けバージョンで、

朝日小学生新聞にて毎週月曜~金曜まで、1面に掲載されています。

「天声人語」、大学受験などでお世話になった

保護者の方も多いのではないでしょうか。

 

この「天声こども語」を小学生の読解力、記述力の向上に役立てよう!

というのが「天声こども語学習ノート」の目的なのです。

 

どの教科も、問題文は基本的に日本語で書かれていますよね。

算数数学の文章題も、社会や理科の図表読み取り問題もそうです。

つまり、日本語を読解する力、長い文章を集中して読める力が

なにより大事なのではないか、と、筆者は塾講師時代、強く思っていました。

 

そこで毎週5回掲載の「天声こども語」です。

1回370文字程度と短めではありますが、

文章を読むことの習慣化、

その文の論旨をつかむための精読、

考えたことをアウトプットする練習。

これはとてもいいトレーニングになるのではないかと思うのです。

 

で、筆者が挑戦してみた成果がこちら↓

…なのですが、著作権保護の観点から、

新聞の切り抜きと書き写し部分にはぼかしの加工を入れています。わかりにくくてすみません!

 

見開きの中央の本文を書き写すところは

新聞と同じ文字数、行数にカスタマイズされており、

学校で使うノートのように十字のガイド付きの方眼マスになっています。

お察しのとおり筆者の書き文字は美文字とは程遠いのですが、

お子さんにとっては正しい字のバランスを学ぶよいツールにもなると思います・・・。

 

活用手順は5ステップ。

1 新聞から「天声こども語」を切り抜いて貼る

2 本文を書き写す

3 要約をする(感想だけでもOK)

4 記事のタイトル(見出し)を考える

5 気になった言葉の意味を3つ調べる

こんなかんじ。

 

「要約???タイトル????難しそう!!!」という方もご安心ください。

ノートの巻頭巻末には要約の仕方やタイトルの考え方など、

文章読み解きのヒントとなる学習ページが

たっぷり用意されています。

 

ちなみにもうすっかり大人の筆者ですが、

新聞切り貼り&書き写し 16分

要約&感想&タイトル付け 17分

意味調べ 10分

トータルでおおよそ45分ほどかかりました。

 

初めて取り組まれるお子さんのレポートなどを読んでみると、

おおよそ1時間ほどかかるケースが多いようです。

慣れたらもっと時間短縮できるかもしれません。

 

書き写しと読解に慣れてきたら、

接続語や指示語から文法的構成を考えたり、

未履修の漢字書き取りに取り組んでみたり…

といったオプション的な学習も期待できそうです。

 

「天声こども語学習ノート」はオンラインショップ

お近くの朝日新聞販売店にて1冊330円で購入できます。

朝日小学生新聞を購読している方は、

ぜひこの夏休みに取り組んでみてはいかがでしょうか。

1冊につき15回分の書き写しができるようになっています。

 

この書き写し、写経的な感覚でギュッと集中できるので

実は大人にもおすすめかもしれません。

ちなみに、「天声人語」の学習ノートも同様に市販されていますので

親子で取り組んでみても面白いと思います!

「天声人語」は朝日新聞オンライン(有料会員登録要)であればWEBでも読めますし。

 

読解力と記述力向上のヒントにぜひ役立ててみてくださいね。

では、またの更新でお会いいたしましょう!

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筆者:ミヨシ ケイ
WILLナビ塾 編集部員
大手個別指導塾にて指導経験歴5年
勉強において「楽しい!」と「わかった!」の両立を信条としている。

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