こんにちは。WILLナビ塾です。
あっという間に夏休みの1/3が過ぎてしまいました。
7月から始めてみたオリジナル時事問題も、
息抜きにぜひ挑戦していただけたら嬉しいです。
さて、今回も時事問題関連のテーマで記事を更新していきます。
ずばり。
「天声こども語学習ノート」使ってみた!!
「天声こども語」とは、簡単に説明しますと
朝日新聞の伝統コラム「天声人語」の小学生向けバージョンで、
朝日小学生新聞にて毎週月曜~金曜まで、1面に掲載されています。
「天声人語」、大学受験などでお世話になった
保護者の方も多いのではないでしょうか。
この「天声こども語」を小学生の読解力、記述力の向上に役立てよう!
というのが「天声こども語学習ノート」の目的なのです。
どの教科も、問題文は基本的に日本語で書かれていますよね。
算数数学の文章題も、社会や理科の図表読み取り問題もそうです。
つまり、日本語を読解する力、長い文章を集中して読める力が
なにより大事なのではないか、と、筆者は塾講師時代、強く思っていました。
そこで毎週5回掲載の「天声こども語」です。
1回370文字程度と短めではありますが、
文章を読むことの習慣化、
その文の論旨をつかむための精読、
考えたことをアウトプットする練習。
これはとてもいいトレーニングになるのではないかと思うのです。
で、筆者が挑戦してみた成果がこちら↓
…なのですが、著作権保護の観点から、
新聞の切り抜きと書き写し部分にはぼかしの加工を入れています。わかりにくくてすみません!
見開きの中央の本文を書き写すところは
新聞と同じ文字数、行数にカスタマイズされており、
学校で使うノートのように十字のガイド付きの方眼マスになっています。
お察しのとおり筆者の書き文字は美文字とは程遠いのですが、
お子さんにとっては正しい字のバランスを学ぶよいツールにもなると思います・・・。
活用手順は5ステップ。
1 新聞から「天声こども語」を切り抜いて貼る
2 本文を書き写す
3 要約をする(感想だけでもOK)
4 記事のタイトル(見出し)を考える
5 気になった言葉の意味を3つ調べる
こんなかんじ。
「要約???タイトル????難しそう!!!」という方もご安心ください。
ノートの巻頭巻末には要約の仕方やタイトルの考え方など、
文章読み解きのヒントとなる学習ページが
たっぷり用意されています。
ちなみにもうすっかり大人の筆者ですが、
新聞切り貼り&書き写し 16分
要約&感想&タイトル付け 17分
意味調べ 10分
トータルでおおよそ45分ほどかかりました。
初めて取り組まれるお子さんのレポートなどを読んでみると、
おおよそ1時間ほどかかるケースが多いようです。
慣れたらもっと時間短縮できるかもしれません。
書き写しと読解に慣れてきたら、
接続語や指示語から文法的構成を考えたり、
未履修の漢字書き取りに取り組んでみたり…
といったオプション的な学習も期待できそうです。
「天声こども語学習ノート」はオンラインショップや
お近くの朝日新聞販売店にて1冊330円で購入できます。
朝日小学生新聞を購読している方は、
ぜひこの夏休みに取り組んでみてはいかがでしょうか。
1冊につき15回分の書き写しができるようになっています。
この書き写し、写経的な感覚でギュッと集中できるので
実は大人にもおすすめかもしれません。
ちなみに、「天声人語」の学習ノートも同様に市販されていますので
親子で取り組んでみても面白いと思います!
「天声人語」は朝日新聞オンライン(有料会員登録要)であればWEBでも読めますし。
読解力と記述力向上のヒントにぜひ役立ててみてくださいね。
では、またの更新でお会いいたしましょう!
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筆者:ミヨシ ケイ
WILLナビ塾 編集部員
大手個別指導塾にて指導経験歴5年
勉強において「楽しい!」と「わかった!」の両立を信条としている。