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現代的な問題への意識を高めておこう

2021.01.29 中学校選び

 首都圏の中学入試受験者の数は約4%増加し、リーマンショック以前の状況まで回復しました。東京の小学校6年生の人口が増加したことに加え、大学入試改革への対応や、新学習指導要領に対応した教育への期待感から、中学受験人気が再び高まっているとみていいでしょう。ここ数年来、大学受験対策をしっかりやっている中堅校や、有力私大の付属校や系属校に受験生が集中しているのも、こうした変化が切迫感を持って受け止められているからです。


 一方で、受験生が集中して倍率が高くなっている人気校を避け、教育の特色をよく研究した上で、倍率の割に進学実績の高い学校へ出願する傾向も強まっています。出願日を前倒しした学校や、午後入試を実施する学校への人気が高くなっているのも、進学することを前提として受験し、早めに合格を決めてしまいたいという受験生や保護者の心理があらわれた結果といえます。


 新学習指導要領では、知識を理解することよりも、学んだことを表現したり活用したりする力が求められていますし、大学入試改革もその方向で進められています。そのため、学校選びでは学校と子どもの相性に加えて、PBLや探究型の授業がどれくらい実施されているかといった観点も重視する必要があります。中学入試では、気候変動や移民問題など現代的なテーマを扱う問題が増える傾向にありますが、それは、基本的な知識に加え、現代的な問題を自分なりに考え、表現できる力が求められているからです。受験に向けた基本的な学習に加え、新聞やテレビなどで話題になっている問題を家族や友人と話したりして、意識を高めておくことが必要です。
 


森上 展安氏

【プロフィール】

早稲田大学法学部卒業後、進学塾塾長などを経て、1988年に私立中・高や学習塾を対象とするコンサルタント「森上教育研究所」を設立。現在は同研究所の代表を務める一方、受験や中高一貫教育についての豊富な情報と経験を生かし、評論・分析の分野でも活躍。ほぼ毎週、中学受験の保護者を対象に、著名講師陣による「わが子が伸びる親の『技』研究会」(oya-skill.com)を動画配信している。


■朝日小学生新聞 2020年2月27日掲載

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